「さぁ今日も楽しませるで!」野球のユニフォーム制作に懸ける、イウジンの想い
written by 日本スポーツ開発株式会社
インタビュイー:島田真衣さん
日本スポーツ開発株式会社の代表取締役社長。「イウジン」ブランドで知られる野球ユニフォームの製造・販売をてがける家業を引継ぎ現職に。合言葉は「テンション上げていこう!」
インタビュアー:加納宗明
ADD1の社長。建設業界の採用を変えたい!とインビジョンで修行中。実はイウジンさんで野球のユニフォームを作っていただいたこともあるリアルカスタマー(笑)
インタビュアー:一緒俐(いおり)
東京のインビジョンにいる関西人、ライター。実は谷町四丁目、天満橋の近くにある中大江公園の夏祭りの常連。花火とお祭りと、仕事で青春している人たちが大好き。
働くエンタメ企業、インビジョンが企画する「47都道府県インタビュー」
今回2社目のオンライン取材は大阪府で野球のユニフォームデザインをしているイウジンで有名な日本スポーツ開発株式会社の代表、島田真衣さんにお話を伺いました!
「俺さ、数年前に草野球チームのユニフォーム制作を島田さんに担当して貰ったんだ!」と、取材担当の加納にとっては感動の再会でした。
「実家のお店、私がなんとかしないと!」子どもの頃から継ぐ気満々の女子
島田さん:弊社のルーツは祖父母の代に創業した街のスポーツ用品店。私が中学生くらいの時に2代目にあたる父が野球のユニフォーム制作・インターネット販売に事業転換をしました。小さい頃からそばで商売を見ていたこともありビジネスは凄く身近な存在でした。
加納:それがイウジンの始まりだったんですね!
島田さん:幼い頃から早く会社に入って仕事をしたいって言っていました(笑) ユニフォームを一から作るって絶対に面白いし、経営にもすごく興味があったので学生時代はアメリカで経営学を学んできました。
一緒俐:ビジネスの本場アメリカへ行くなんてすごい向学心!それにしても、アメリカ生活とっても楽しそうですね(笑)
島田さん:それが想像以上に楽しくて、帰国してからもしばらくはアメリカに随分と未練がありました…いかにしてイウジンをアメリカで展開するかばかり考えていました(笑)
加納:とても充実していたアメリカ生活だったことがうかがえます!(笑)
社長1年目に訪れたスランプ 大事なのは誰よりも早くテンション上げること!
一緒俐:行動力と実学をともにそなえた島田さんのことなので、社長就任後もトントン拍子に上手くいっていそうなイメージがありますが、実際はどうでしたか?
島田さん:実は、就任1年目は想像以上に苦戦しました; 今まではどんな人とでも上手に話ができることに自信を持っていましたが、得意なはずの商談も思うように話せなくなってしまって…。少し思い詰めて経営塾に行ったり、沢山の本を読んだりした時期もありました。
加納:ええ?!アメリカにいた頃は社長になるプレッシャーは感じたことがなかったって仰ってたのに?!
島田さん:「肩書きがつくだけ」と思っていたら大間違い…これまでの歴史や社員のみんなを背負っていると思うと、知らず知らずにプレッシャーを感じてしまっていました。
加納:ご自身が思っていたよりも責任感が強かったんですね…;その大きいスランプはどのように乗り越えたんですか?
島田さん:もちろん周りの支えがあってのことですが、本には助けられました。今でも当時触れた言葉をいくつも思い出せますが、「なりたい自分を演じきる」という言葉は特に鮮明に覚えています!それが自分の理想に近づき成長していくために必要なことだったと気づいたんです。それからは「私が社員を鼓舞する存在でいなきゃ!」と開き直ることができ自分を取り戻せました。この頃から「テンションを上げていく!」ということはどんな場面でも常に大事にしています。
一緒俐:スランプを乗り越えて、島田さん自身もアップデートされたんですね!
経営理念:日々全力で感謝をもって商いに愛を行ずる
加納:イウジンというブランド名にはどんな想いが込められているんでしょうか?
島田さん:『ロイ・ユージン デーヴィス』という東洋哲学者(アメリカ人)の人の言葉に「目の前のことはすべて心がつくり、心がすべてを変えていく」というものがあるんですが、父が非常に感銘をうけ、彼の名前から「イウジン」というブランド名になりました。ロゴについては頭文字のEから父がデザインしたものです。
加納:ホスピタリティ溢れるイウジンさんのお仕事っぷりを支えていらっしゃるのは「心」だったんですね!単純にイウジンさんのロゴがかっこよくてユニフォームにロゴを入れてもらったのですが、経営理念と強く結びついたそんな素敵な意味が込められているとは知りませんでした…(笑)
島田さん:確かに入れていただいていましたね!(笑) 凄く嬉しいです!とても大切にしている理念・ブランドですので、毎日目にする度に気持ちが引き締まります。社員のみんなにも浸透しているので「感謝の気持ちや目の前のことに心を込められているか」という私達の原点を忘れずにお仕事に取り組むことができています。
一緒俐:経営理念を体現できているか毎日確認しながらお仕事をされているの素敵です!
島田さん:経営理念は会社のブレない軸ですし、お客様あっての私たちですから、ここを抜きにお仕事をすることはできないと思っています。お客様から涙が止まらなくなるくらい嬉しいお礼のお便りやご連絡をいただくのですが、それ以上に感謝の気持ちをお伝えしたいといつも思っています!
お客様を楽しませたい!!ユニフォームづくりに、お客様以上に熱くなる会社
加納:イウジンさんのお仕事に対する想いを聞いて「イウジンさんにユニフォームを作ってもらって本当に良かった」と改めて思いました!親身になって制作を進めていただき、仕上がりを待つ時間も楽しかったのは初めての経験でした!
島田さん:ユニフォームを作るというチームの皆さんにとってポジティブで大切な場面に弊社を選んでくださったからには製作過程も含めて楽しい時間を提供できればと思っています。打ち合わせやユニフォームが届くまでの時間も楽しい、は最高の誉め言葉です!
一緒俐:野球ユニフォーム界のエンタの神様や…!!
島田さん:繰り返しになってしまいますが「お客様の立場でお仕事に取組むこと」そして「テンションはいつも高く!」を本当に大事にしていますので、私たちもお客様と同じくらいユニフォーム制作に熱くなっています。
一緒俐:野球に懸ける青春のお供を作るイウジンさんからも、仕事を通じて常に青春していることが伝わりますね!
島田さん:私だけでなく社員の皆もプライドをもって熱く仕事に取組んでくれているので、仕事で感動の涙を流すことも少なくありません。その度に「この会社の社長をやっていて本当に良かった」と思います。
加納:イウジンさんも『働く幸せを感じる、かっこいい大人』たちですね!!
島田さん:お客様はもちろん、仲間同士でもその熱さを共有してくれる社員たちをこれからも大事にしていきたいです。最近は海外からもご縁があるので、私たちのやり方で世界にも輪を広げられるように頑張ります!
コロナにも負けず、「いまできること」をやり切るイウジンスピリッツ
一緒俐:実はイウジンさん、ユニフォームの他にマスクも作ってるんですよね?
島田さん:そうなんです!新聞にも取り上げていただきました!アメリカ村のマッシモさんとのコラボ商品で、ニューヨークのデザイナーさんにデザインしてもらいました。すごく可愛くてオシャレですよね?(笑)
加納:お世辞抜きでめちゃめちゃオシャレです!(笑)野球チームのオリジナルマスクだけでなく、こんなオシャレなマスクも作ってるんですね!
島田さん:このマスクなんですが、コロナウィルスの影響で全国的にマスクが不足している時に「私たちにも何かできへんかな?」と思い企画したものなんです。とてもご好評を頂いて100万円も販売することが出来たのですが、チャリティとして販売をしていましたので医療機関の運営資金向けに全額寄付しました。
▲朝日新聞に掲載されました!!
加納:全額寄付ですか!サラッとおっしゃっていますが、凄く素敵な社会貢献ですね!
島田さん:「皆様のためになるものを作ること」も私たちの使命だと思っていますので、少しでもお役に立てたと思うと嬉しいです。大変な時期ではありますが、どんなことがあっても負けない根性と、お客様の声を正しく聴き、私たちがすべきことを素早く意思決定することが経営者である私の大事な仕事だと考えていますので、これからもコロナに負けずやれることをやり切りたいです。
加納:かっこいい経営者ですね…僕も島田さんのようになれるように頑張ります!
お忙しい中たくさんお話をお聞かせいただきまして、ありがとうございました!働くエンタメを掲げるインビジョンに負けないくらい、エンターテイメント溢れるイウジンさんと出会えて本当に嬉しく思います!
日本スポーツ開発(株)様のことをもっと知りたい方は、ぜひホームページや動画をご覧ください!!!
★日本スポーツ開発(株)様のホームページ:https://www.jsd-web.com/
★クーニンさんのYoutubeに紹介されました:https://www.youtube.com/watch?v=yeJMGrFj8Nc